円形脱毛症

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円形脱毛症について

円形脱毛症について

脱毛症は、毛の生える頻度よりも抜ける頻度の方が多くなっている状態を指します。一般的には頭部(頭髪)の脱毛が問題とされますが、脱毛症は全身の体毛すべてに起こる可能性があります。

なかでも円形脱毛症は、頭髪に円形の脱毛が生じる状態のことを指します。円形の脱毛が1箇所に生じる「単発性通常型(単発型)」、多数生じる「多発性通常型(多発型)」、頭髪全体に脱毛が生じる「全頭型」、全身に脱毛が生じる「汎発型」、生え際が帯状に脱毛する「蛇行型」などがあります。

円形脱毛症の原因

円形脱毛症の原因にはよく精神的なストレスが挙げられますが、精神的なストレスと無関係に発症する方もおられますし、乳児や幼児でも発症することがあります。

円形脱毛症の原因は複雑であり、精神的なストレスのほか、自己免疫疾患、感染症への罹患、疲労、遺伝的な要因など様々なものが考えられます。

円形脱毛症の治療

脱毛部位が小さければ自然に治ることもあり、気にならないようであれば受診の必要がないこともあります。ただし、急激に髪が抜ける、脱毛箇所が増えた・大きくなった場合には検査や治療が必要となることがあります。

円形脱毛症の治療法としては主に以下が挙げられます。症状や体質によって適切な治療法が変わります。いずれの治療法も根気強く通院が必要になるケースが多いため、医師と相談して選択するようにしましょう。

薬物療法

外用薬や内服薬を用いて治療を行います。円形脱毛症の治療としては昔から広く行われている方法で、薬にはステロイド薬(外用・内服)、抗アレルギー薬(内服)などがあります。

ステロイド局所注射

炎症や免疫機能を抑える効果のあるステロイドを直接脱毛部位の皮膚内に注射する方法です。単発型や多発型など、脱毛範囲が限定されている場合に効果的です。しかし、注射には痛みを伴うので、乳児や幼児には勧められません。

局所免疫療法

スクアレン酸ジブチルエステル(SADBE)やジフェニルシクロプロペノン(DPCP)などの化学物質を脱毛部位に塗り、皮膚でアレルギー反応(かぶれ)を繰り返し起こさせる方法です。これによって免疫のバランスを変化させることで発毛を促します。広範囲の脱毛でも効果が期待できますが、患者様の体質によっては施術できないこともあります。

当院では施行できないため、必要に応じて、適切な医療機関へご紹介させていただきます。

冷却療法

ドライアイスや液体窒素などを脱毛部位にあてる方法です。少し痛みを伴いますが、副作用が少ないため、他の治療と併用することがあります。

紫外線療法

紫外線には免疫の働きを抑える効果があります。適切な紫外線を脱毛部位に繰り返しあてることで発毛を促す方法です。皮膚に悪影響のない光を選択するため副作用もほとんどなく、痛みもないため患者さんに負担の少ない方法と言えます。ただし、治療期間が数か月から数年に及ぶ可能性があります。

神戸市中央区・三宮のふくや皮フ科クリニックでは、円形脱毛症の治療に適した308nmの中波長紫外線(UVB)を照射できるエキシマライト「エキシプレックス」を導入しています。

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