外傷

外傷について

外傷について

外傷とはいわゆる「けが」のことで、擦り傷や切り傷、刺し傷など様々な種類があります。程度の差こそあれ、人生においてまったく外傷を負ったことのない方はおられないでしょう。

ただし、外傷自体は軽傷でも、傷口が化膿したり感染症を引き起こしたりすることがあります。大きく深いけがの場合は、適切な処置を行わないと傷痕が残ることもありますので、神戸市中央区のふくや皮フ科クリニックへお早めにご連絡ください。必要に応じて、連携医療機関をご紹介いたします。

外傷の種類

一口に外傷といってもその種類や程度は様々です。外傷は主に以下のように大別されます。

切り傷(切創)

鋭利なものに触れたことで、皮膚が切れている状態です。刃物やガラスのほか、日常生活では紙の縁によって切り傷が生じることも多いでしょう。傷が深い場合は血管や神経を傷つけている場合があるため、早めに診断する必要があります。

出血が多い場合には清潔なガーゼなどを傷口に当てて止血してください。基本的に圧迫を続けることで血は止まりますが、傷口に衝撃が加わることで再度出血が起こることもあります。

場合によっては縫合が必要なこともありますので、深い切り傷を負った、出血が止まらないなどの場合には、すぐに皮膚科を受診してください。なお、受診の際はガーゼ等で傷口を止血しながらお越しください。

擦り傷(擦過創)

皮膚が強く擦れたことによって生じる外傷で、皮膚表面が受傷している状態です。皮膚表面は痛みを感じやすいため、傷が浅くてもつらい痛みを感じることがあります。縫合などの処置が不要であることが多いですが感染症のリスクはあるため、可能であれば傷口を洗い流し清潔を保つようにしてください。

なお、土やアスファルト上などで擦りむいた場合は、傷口に砂利が付着していることがあります。創部に異物が残留したままだと治りが遅くなったり、きれいに治癒しない可能性があるため、異物はできるだけ取り除く必要があります。ご自身での処置が難しい場合には皮膚科の受診をご検討ください。

挫創・挫滅創(打撲による外傷)

強い力で皮膚が圧迫されたことで起こる外傷で、創部の腫れやあおあざ(皮下出血斑)、皮膚の裂けが起きている状態です。受傷の性質上、切り傷よりも傷口が不規則になる傾向にあり、皮膚の下も障害(骨折や神経の損傷など)が起きている可能性もあるため、怪我の程度によっては治癒までに時間がかかることもあります。

皮膚が裂けて出血がみられる場合には創部の縫合や傷口の洗浄が必要となることもありますので、皮膚科を受診するようにしてください。重症例の場合には形成外科や総合病院での治療が必要となることもあります。

刺し傷(刺創)

先の尖った鋭利なものが皮膚に刺さったことで起こる外傷です。皮膚表面の傷が小さくても奥行きがあるのが特徴で、見た目以上に重症であるケースも少なくありません。

刺さったものが体内に残っている場合(鉛筆やシャープペンシルの芯が刺さった場合など)は、摘出が必要となります。自然治癒後の摘出が難しくなることもあるため、ご自身での摘出が難しい場合には皮膚科へご相談ください。

咬み傷(動物咬傷)

動物の歯で噛まれたことで起こる外傷です。とくにイヌやネコなどのペットに噛まれて受傷する方が多いです。ヒトを含め、動物の歯には様々な細菌が存在するため、咬み傷では怪我自体はもちろん、感染症にも注意する必要があります。感染を起こした細菌やウイルスにもよりますが、創部が腫れたり強い痛みを起こしたりするのが特徴です。

動物に咬まれた際の応急処置としては、まずは傷口の洗浄が第一です。出血がある場合には清潔なガーゼなどで止血して、皮膚科や形成外科を受診してください。

海外で動物に咬まれた場合
海外で動物に咬まれた場合

海外で動物に咬まれた場合には狂犬病のリスクが存在します。保菌動物として有名なのはイヌですが、国内でイヌに咬まれた場合はあまり心配ありません。海外でイヌに咬まれた場合には、直ちに医療機関を受診してください。

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