皮膚のかゆみと同時にこんな症状はありませんか？

など

肌のかゆみについて

かゆみを伴う皮膚疾患

じんましん

皮膚に赤い発疹が現れる皮膚疾患で、多くの場合突然生じます。症状は一時的であるもののかゆみを伴い、触れたりかいたりすると発疹が広がります。重篤な場合は皮膚症状以外に喉の腫れや全身症状が生じることもあります。

掌蹠膿疱症

手のひらや足の裏などに水疱（水ぶくれ）や膿疱（膿の溜まったできもの）が現れる皮膚疾患です。症状の軽快と再発を繰り返すのが特徴で、かゆみや痛みを伴います。

ヘルペス

単純ヘルペスウイルス（HSV）による感染症で、かゆみやピリピリ感を伴う水疱が生じます。とくに性器や口周りでの発症が多く、一度体内に入ったウイルスの排除が難しいために、再発を繰り返しやすいのが特徴です。

手荒れ・肌荒れ

一般的に手荒れ・肌荒れと呼ばれる状態は、皮膚の乾燥が原因でバリア機能が低下し、皮膚の炎症が起きていることを指します。皮膚のかゆみや赤みを伴うことは多く、悪化するとひび割れ・あかぎれが起こることもあります。

湿疹

湿疹は皮膚の表面に生じた炎症の総称です。かゆみを伴う赤い班（紅斑）やブツブツ（丘疹）、ガサガサとした皮のめくれ（鱗屑）、水疱、膿疱、びらんなど、湿疹が指す皮膚状態は様々です。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は慢性的に皮膚に湿疹が生じる疾患で、症状の軽快と悪化を繰り返すのが特徴です。未だ発症のメカニズムは明確になっていませんが、いくつかの要因が複雑に絡み合って発症するとされています。

かぶれ（接触皮膚炎・アレルギー）

特定の物質への接触によって皮膚炎（湿疹）が現れることを一般的に「かぶれ」と言います。赤みやかゆみ、水疱などの皮膚症状が触れた部位に現れることが多いですが、全身に症状が現れることもあります。

虫刺され

蚊や毛虫、ダニなどに刺されたり、咬まれたりすると、腫れ、かゆみなどの皮膚症状が現れることがあります。とくに蚊に刺されたことによる腫れやかゆみが代表的ですが、虫刺されによって重篤な症状が現れる方もいらっしゃるので注意が必要です。

フケ症

頭皮から白く細かい皮膚のかけらが大量に落ちる状態のことで、頭皮のかゆみを伴うことが多いです。掻くと症状がさらに悪化するほか、頭皮の炎症や脱毛に繋がる可能性もあるため早めの対処が必要です。

みずむし（白癬）

カビの一種である「白癬菌（はくせんきん）」は全身の様々な部位に感染しますが、とくに爪を含む手足に感染したものを「みずむし」と言います。みずむしの型にもよりますが、患部はかゆみを伴うことがもあります。

とびひ（伝染性膿痂疹）

とびひはブドウ球菌や溶血性連鎖球菌（溶連菌）が原因となる皮膚疾患で、主に接触によって感染します。あっという間に広がるのが特徴で、あせもや湿疹、虫刺されなどを掻いた傷から容易に感染が起こります。

乾癬

乾癬は皮膚の入れ替わりの速度が極端に早くなる皮膚疾患で、白銀色の細かいかさぶた（鱗屑）の付着した赤い発疹が現れるのが特徴です。皮膚が擦れやすい部位に好発し、生じる発疹はかゆみを伴うことがあります。